【簡単に設定できます】MariaDB 10.4のエラーログを出力する方法を解説

【簡単に設定できます】MariaDB 10.4のエラーログを出力する方法を解説

こんにちは。macco(まっこ)です。

今回はデータべースの1つ「MariaDBのエラーログの出力方法について」解説していきたいと思います。

私自身、MariaDBエラーログを出力する設定にだいぶ時間がかかったので、もしかしたら困っている人もいるのでは?と思い、解説しようと思いました。

対象の読者

本記事の対象の読者は以下を想定しています。

  • MariaDB 10.4のインストール及びmysql_secure_installationが完了している
  • MariaDB 10.4を実務または自分の学習過程で使用している
  • MariaDB 10.4エラーログを設定する具体的な手順を知りたい

簡単に自己紹介

本題に入る前に簡単に自己紹介します。

  • Webコンサルの支援×Webエンジニアです
  • IT・Web業界に勤めて8年になります
  • 業務で実際にMariaDBを使用しています
  • 本ブログもMariaDBを使用しています

動作環境

動作環境は以下のとおりです。

  • CentOS Linux release 8.2
  • MariaDB 10.4.13(公式サイトのyumリポジトリを設定してインストールしています)

MariaDBのコンフィグファイルを設定する

MariaDBには主に4つのログがあります。

  • エラーログ(本記事の対象)
  • クエリーログ
  • スロークエリーログ
  • バイナリログ

今回はエラーログの設定を解説します。

まずCentOSSSHクライアントツールを使ってログインします。

ここから先の設定はroot権限で行います。

エディタで「/etc/my.cnf.d/server.cnf」を開きます。
※今回はvimエディタを使用しています。お好みのエディタで操作してください。

# vim /etc/my.cnf.d/server.cnf

ファイルを開いたら、[mariadb]以下に「log_error = /var/log/mysql/mariadb_error.log」を追記して保存します。※mariadb_error.logは任意のファイル名になります。

エラーログ保存用のディレクトリを作成する

「/var/log/」ディレクトリまで移動します。

# cd /var/log/

エラーログ保存用のディレクトリを作成します。

# mkdir mysql

エラーログファイルを作成する

MariaDBからエラーログファイルに書き込めるように、ファイルをあらかじめ用意しておきます。

先ほどコンフィグファイルに設定したファイル名と同じ名称で作成します。

# touch /var/log/mysql/mariadb_error.log

所有者と所有グループを変更する

「mysql」ディレクトリと配下にある「mariadb_error.log」所有者所有グループ「mysql」に変更します。

# chown -R mysql:mysql /var/log/mysql/

これで設定が完了になります。

エラーログファイルに書き込まれるか確認する

MariaDBを再起動させてエラーログファイルに書き込まれるか確認してみましょう。

# systemctl restart mariadb
# vim /var/log/mysql/mariadb_error.log

設定がうまくいっていれば、MariaDB起動に関連するログがファイルに書き込まれていると思います。

最後に

今回はMariaDB 10.4のエラーログを出力する設定を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

MariaDBやMySQLはバージョンによって、設定ファイルのディレクトリなどが変更される場合がありますので、記事を検索しても上手く設定できないことがあります。

本記事が誰かのお役に立つことができれば嬉しいです。

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